りえ先生の楽しいピアノ(第3回) - 横浜市緑区のピアノ教室 | 明るく楽しい♪福田音楽教室♪ -
〜 by FUKUON 〜
今回は、音名のお話し。
おなじみの『ドレミファソラシド』と呼ぶ音名は、実はイタリア語なのです。
ドレミファソラシの音階を使ったものでは、「サウンド・オブ・ミュージック」の「ドレミの歌」が有名ですが、ドレミの起源となったのは「バプテスマのヨハネ賛歌」なんです。
「バプテスマのヨハネ賛歌」は、各節が一音ずつ高くなるため、各節の最初の音と歌詞の頭文字を元にして、11世紀イタリアの修道僧で音楽教師でもあったグイード・ダレッツォさんが、「ドレミファソラシ」の原型を作られたそうです。
当時の修道院の聖歌隊では、歌(グレゴリオ聖歌)を丸暗記することで歌い、後世に伝えていました。
でも暗記することはとても難しく、またちょっとしたミスや記憶違いが重なって、少しずつ歌が変化していきました。
でもダレッツオさんが考案した音階の表記法(=楽譜)によって、歌を正確に記録し後の世に伝えることができるようになったのです。
これは音楽の歴史上で非常に画期的なことなんですよ!!
- - - バプテスマのヨハネ賛歌 - - -
Ut queant laxis
Resonare fibris
Mira gestorum
Famili tuorum
Solve Polluti
Labii reatum
Sancte Johannes
まず「バプテスマのヨハネ賛歌」の各節の歌詞の頭文字から、
Ut - Re - Mi - Fa - Sol - La
(ウト、レ、ミ、ファ、ソ、ラ)
という最初の6つの音名が発明されました。
17世紀になると発音しにくい「Ut(ウト)」が「Do(ド)」に変わり、また歌詞の最後の節「Sancte Johannes(聖ヨハネ)」のフランス名「Saint Ian」から「Si(シ)」が加わり、今日の7音の『ドレミファソラシ』が完成しました。
色々な曲をドレミで歌ってみるのも面白いですよ!
さて、この曲、わかるかな〜?
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ソーミドーソソソ ラドファラソー
ミファレ ファミド ミレラシドレー
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※正解はこのサイト内のどこかに!!
それでは、次回の「りえ先生の楽しいピアノ」でお会いしましょう♪
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